肉体と五感をはぐくむ「食生活」について
障がいのあるなしに関わらず、子どもたちにとって非常に大事な「食育」。
発達障害をもつ子のなかには「偏食」を抱える子どもが多く
親御さんたちは大変苦労されているかと思います。
しかし、「食べないから食べさせない」ではなく
親御さんご自身がまず「何でも美味しそうに食べること」を意識し
同時に、人が食べることを否定しないような環境づくりを作ることが大切です。
過去に、小学1年生のときはほとんど食べるものが何もなかった偏食持ちの子がいましたが
その子は少しずつ偏食を克服し、卒業時には何でも食べられるようになった、ということがありました。
それが障がいの克服なのか、年相応の成長なのかはわかりませんでしたが
本人にできることが増えるということはとても素敵なことだなと感じたことを覚えています。
食べられるものが増えることによって、子どもたちの食に対する興味も広がり、身体も心も成長します。
「食べる」ということは、ただ単に空腹を満たすことだけではありません。
そこには、季節の香りや家庭のぬくもり、交わされた会話から連想される思い出など
さまざまな要素が含まれています。
食生活では、「食べる」と同時に「食べ方」についても学ぶ場所。
豊かな食事が、豊かなココロをはぐくみます。
それには、けっして豪華な食べ物が必要ではなく
家族で楽しく、おしゃべりしながらとる食事が、なによりの「学び」になるわけです。
好き嫌いの多い子は、どうしても食事量は減りがちです。
結果的に中途半端な時間にお腹がすいて、お菓子を食べすぎることがありますから
まわりの大人が協力し合いながら、スケジュールを決めた食事の時間を守るようにしてあげたいですね。
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